Slide II - 009
呼吸に異常が比較的急に起きた時には、「息がしにくい」、「苦しい」といった自覚症状があります。
息ができないという不安は、死をも連想させるくらいの恐怖感を伴います。
他者から見ても、呼吸が荒かったり、酸素を少しでも多く取りこもうと努力性の呼吸をしたりと、いかにも「苦しそう」な様子がわかります。
また呼吸音がゼロゼロ、ゴロゴロしたり、喘息の時のようにヒューヒューと聞こえることもあります。また、酸素が不足すると、顔色や爪の色が悪くなります。
バイタルサインをみると、呼吸の回数が早くなったり、脈が早くなったり、パルスオキシメーターで測定できる動脈血液中の酸素飽和度が、通常の値よりも低下したり、90% 以下の値を示したりします。