Slide I - 039

福祉業務に従事する者として、適切な職業倫理を持つことが望まれます。
まず、障害者本人の自己決定の原則を守ることが最も重要です。
福祉業務従事者が、本人の選択権を奪い、決定を押しつけたり、本人の意向に沿わないサービスを提供することがあってはなりません。
福祉業務従事者は、利用者の自己決定を尊重し、できるかぎり本人の意向に沿ったサービスを提供することを心がけるべきです。
もちろん、その決定が反社会的なものであれば介護職員は拒否することもできます。様々な社会的な制約の中でどのような決定をするかも、社会生活を送る上で重要な能力です。生活の中で障害者自身が適切にこれらの判断や決定をしていくことが重要ですし、支援者はそれを適切に支援していくことが重要です。そのことが、利用者の人権を守ることにもつながります。

重度障害児・者等の地域生活(福祉業務従事者としての職業倫理・利用者の人権)