Slide II - 004

呼吸のはたらきに関係する体の部位を「呼吸器官」といいます。
図のように、鼻腔(びくう)や時に口腔(こうくう)から入った空気はのどの奥の部分にある「咽頭(いんとう)」を通ります。
そこから食道と気管の分かれ道部分である「喉頭(こうとう)」に流れます。喉頭の入り口にはふたのようなものがあり、食べ物が通るときには、ふたをして気管に食べ物が入ってしまわないようにしています。喉頭から気管に流れた空気は、胸の真ん中あたりで左右の「気管支」に分かれます。分かれた気管支により左右の「肺」に空気が入り、最終的には気管支が枝分かれを繰り返して最後につながる「肺胞(はいほう)」でガス交換が行われます。
図からわかるように、鼻腔と口腔から咽頭までの部分は狭くて曲がっています。また、鼻腔の奥には細い血管がたくさんありますので、吸引などで管を入れるときには気をつけながら行う必要があります。

呼吸器官のなまえ