Slide I - 031
脊髄損傷とは、主として脊柱に強い外力が加えられることにより骨である脊椎(せきつい)を損壊し、その中を通る中枢神経である脊髄(せきずい)に損傷をうける病態をいいます。略して脊損(せきそん)とも呼ばれています。
原因としては、交通事故、高所からの転落、転倒、スポーツなどがあり、スポーツでは水泳の飛び込み、スキー、ラグビー、グライダーなどで、若年者に目立ちます。高位頸髄損傷とは、脊髄のうち高い位置になる首のところで脊髄に損傷をきたした場合を言い、重度の場合、手足の麻痺、障害部位以下の身体の感覚障害、排尿・排便障害、座位保持困難、呼吸筋麻痺等を示します。 したがって、喀痰吸引等の処置が必要になります。