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ここで子どもの経管栄養の注意点について述べます。
栄養剤の注入中に咳き込んだり、吸引したりすると、嘔吐して誤嚥の危険があります。注入前は、排喀痰を十分に行い、呼吸状態を整えておく必要があります。
鼻腔から胃を経由して腸内まで通し、経管栄養を行うED チューブからの注入は、注入ポンプで長時間にわたって行われるため、自由な移動や行動が制限されます。
ケア時間を調整し、生活リズムを乱さないようにする必要があります。
もしチューブ挿入の際につけた印より、少しでも抜けている場合、嘔吐や逆流がおきる可能性が高いので、すぐに医療職に連絡し指示に従って下さい。