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血圧は、近年自動血圧計の発達、普及によって簡単に測定できるようになりました。
血圧とは、心臓の血液を押し出す拍出力が血管壁に及ぼす圧力のことをいいます。
体位や年齢、食事、運動、飲酒、入浴等により、容易に血圧の変化が生じます。
利用者さんの普段の血圧を知っておくことが重要です。
また患者さんによっては、上体を起こすことで血圧 が下がったり（これを起立性低血圧と言います）、また経管食を含め食事をとることで血圧が下がり（これを食事性低血圧といいます）反応が鈍くなることがまれにあります。そのような場合には、前もってご家族や医療者から情報を十分に得ておく必要があります。対応としては、適宜声をかけて、意識状態を確認したり、電動ベッドでの状態の上げ下げの態度、速さを調節したりする必要があります。