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胃ろうカテーテルにはいくつかの種類があります。
体の外に見えている形状としてチューブが長くついているタイプを「チューブ型」、チューブがないタイプを「ボタン型」といいます。
ボタン型の場合は、専用の接続チューブを介して栄養ラインをつなぎます。
胃の中にある、チューブが抜け落ちないようについているストッパーの形状で、バルーンがついているタイプを「バルーンタイプ」、ストッパーの形状がバルーンではないものを「バンパータイプ」といいます。
バルーンの方がバンパーより抜けやすいといわれています。バルーン型は一般的に注射器で蒸留水を注入する注水口バルブがあります。注水する蒸留水の量が印字してあり、バルーン水は必ず注射用蒸留水を使用します。バルーン水は自然に抜けることが多いので、1〜 2週間に一度看護師が入れ替えます。バルーン型とバンパー型のチューブ交換の時期が異なります。バルーンなら 1〜 2ヵ月に一度、バンパーならおよそ 4〜 6ヵ月に一度医師が交換します。交換後すぐには、出血やチューブが抜けるなどのトラブルを起こすことがあります。交換後、出血が続くようであれば医師や看護職員に相談しましょう。

胃ろうカテーテルの種類