Slide III - 066

手順H
顔色やパルスオキシメーターの値に異常がないか、次のような点を確認します。
★息切れをしていないか、呼吸が速くないか。
★冷や汗や、脂汗が出ていないか。
・息切れなどがあれば注入速度を2 分の1 に落とし、すぐに看護師、医師、家族に連絡し、指示に従う
★苦痛の訴えや、苦しそうな表情はないか。
★意識の変化はないか、呼びかけに応じるか、顔色の異常はないか。
・これらのようなことがあればすぐに看護師、医師や家族に連絡し、指示に従う
★腹部膨満感、下痢、嘔気、嘔吐がないか。
★腹痛(最多)、嘔吐、頻脈、発汗、顔面紅潮、めまいなどないか。
・これらのような症状があれば滴下速度をおとし、お腹の具合などを聞き、注入を続行するか、看護師などに連絡をするか利用者と相談する
・ダンピング症候群※の症状を呈することがある
★栄養剤の漏れがないか。
★急激な滴下や滴下の停止がないか。
・胃内から小腸への移行時間延長により、胃内の許容量を超えるためにろう孔より洩れる場合、注入をいったん中止し、嘔吐がなければ注入の速度を落として様子を観察する

手順H