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手順8
クレンメをゆっくり緩めて滴下します。
その際には、滴下筒内での滴下速度を、指示にあった速さに調整します。胃ろうを造って間もないときは、1時間に100ml の速度で注入し、嘔吐が無く滴下がスム−スであれば、1 時間に200ml 程度の速度で注入します。おおまかですが、1 時間に100 ml では、3 秒に1 滴、1 時間に200 ml では、3 秒に2 滴のスピードです。
演習では、1 時間に約200ml の速度に調整してみて下さい。
ただし、医療者が指示する許容範囲内で利用者の状態や好みに合わせて注入速度を調整してください。
注入中は、胃ろう周囲から栄養剤の漏れがないかを確認します。
また、体位によって注入速度が変わるので体位を整えた後には必ず滴下速度を確認しましょう。

手順G:クレンメをゆっくり緩めて滴下する