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さらに、胃ろうボタンや胃ろうチューブが、何らかの原因で引っ張られて抜けることも、時にみられます。
原因として、胃の中にある バルーンやバンパーの破損等があった時に、引っ張る力が加わって抜けることがあります。
医療者が行う対処方法としては、胃ろうが閉鎖しないように、吸引カテーテルや新しい膀胱留置(ぼうこうりゅうち)カテーテルなどを胃ろうに挿入しておいて、医師に連絡をとる必要があります。
そのまま放置しておくと、ろう孔がふさがって、いざ胃ろうボタンやチューブを入れようとしても、入らないことがあるためです。
あわてないように、あらかじめ対処の方法を医療者と確認しておくことが必要でしょう。

緊急時の対応方法(3)