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経管栄養が必要になる病態や病気には、次のようなものが挙げられます。
すなわち、嚥下・摂食障害がある状態として、 脳血管障害、認知症等で自発的に摂食できない場合、神経筋疾患で、嚥下・摂食困難または不能な場合、頭部、顔面外傷のための嚥下・摂食困難な場合、食道穿孔などです。
また摂食はできても、誤嚥性肺炎を繰り返す場合も必要となります。
さらに、クローン病などの炎症性腸疾患の場合にも、栄養状態の改善だけでなく、腸管の安静と食事からの刺激を取り除くことで腹痛や下痢などの症状の改善と消化管病変の改善等を目的として行われます。

経管栄養が必要となる病態・病気