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この図は、各種経管栄養で、どのように管が体の中に挿入されているかを示しています。
それ以外、最近は首の付け根に穴を開け、食道から胃までチューブを入れる経皮経食道胃管術( PTEG)という方法もありますが、腹部に穴をあけて胃に管を入れる経皮内視鏡的胃ろう造設術( PEG)という方法の方が一般的です。しかし、胃をすでに切除した人や、重症心身障害児などの小児の場合、胃ろうを造ることが困難であり、経鼻胃管を多く使用しています。
いろいろな原因で、胃ろう造設ができない場合(胃を手術している、胃に進行癌がある、胃の変形が強い等)、腸ろうが造設されます。
腸ろうには、胃ろうの中を通すタイプと、ろう孔に直接バルーン型の腸ろうチューブを入れる場合(図参照)と、外科的に直接腸ろうを造る場合の 3種類があります。腸ろうは胃ろうより細く長いチューブとなるので、詰まらないようにする管理が必要となります。

経管栄養法