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体温の測定も、自動体温計の普及によって測定が簡単になりました。
正常値は、成人の脇の下で測ると、36〜 37℃程度です。直腸で測る体温は、腋窩(えきか:脇の下のこと)より 0.5℃高く、口腔は両者の中間といわれています。
体温は、年齢差、個人差、行動差等の個人の状態によって変化します。また、体温は一日の内で午前 4〜 6時頃がもっとも低く、午後 2〜 7時頃がもっとも高くなりますが、病気によって大きく変化します。一般に 38℃以上の発熱時は、注意が必要です。
利用者の普段の体温を知っておくことが重要です。なお、神経疾患等で体温調節障害がある人の場合、夏場に熱中症等の高体温になったり、反対に気温の低下等で低体温になることがあります。したがって室温、掛け物調節等をする必要があります。

体温の測定