Slide II - 034

吸引が必要な病態や病気としては、次のようなものが挙げられます。
すなわち、
●反射的な嚥下(えんげ)や弱い咳き込みしかできない遷延性の意識障害や高度の脳発達障害のある先天性疾患や脳性麻痺等の重症心身障害児、事故による脳外傷、脳血管障害や低酸素血症による重度の脳障害など
●全身の運動機能とともに嚥下・呼吸機能も二次的に低下した寝たきりの高齢者、神経筋疾患以外のいろいろな病気
●嚥下(えんげ)・呼吸機能を一次的に障害する神経・筋疾患として脳梗塞、脳出血、筋ジストロフィー等の筋疾患、進行期のパーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症
等の神経変性疾患が挙げられます。

吸引の必要な病態や病気